「国道」と呼ばれるからには、安全で快適で、走りやすい道なのだろうと思っていた。そう、キャンプをするようになるまでは…。国道というなんか大丈夫っぽい名前とは裏腹に、まさか「酷道」と揶揄されるほどのヤバい道が存在していたなんて！
ここでは「酷道クエストシリーズ」と題して、キャンプの旅程で走った国道、もとい、酷道について紹介していく。記念すべき(?)第一弾は、酷道299号線だ！
酷道299号線を走り、十石峠を越え、高齢化率日本1の群馬県南牧村（なんもくむら）の秘湯に浸かってきたので、何かの参考になれば幸いだ。
今回走ったルート
キャンプの帰りに温泉に入ろう！
きっかけはそんな妻の一言だった。この日は長野県川上村でキャンプを楽しんだ後、埼玉の自宅まで帰宅する、はずだったのだが…ただ帰るだけではつまらない！普通の温泉に行っても楽しくない！そう思った私は、ヤバい温泉を検索した。
なにやら口コミには…
普通の日帰り温泉に飽きてしまった方におすすめできますね！
星尾温泉 木の葉石の湯 のクチコミ
だと…？！まさに我々夫婦にぴったりの温泉ではないか！ということで(?)向かってみることにしたのだった。
★今回のルート…佐久穂町（長野県）〜酷道299号〜上野村（群馬県）〜県道45号〜南牧村（群馬県）
噂通りのひどい道、酷道299号
長野県佐久穂町から酷道299号線に入り、古谷ダムまでは対面通行も楽々。しっかり舗装もされていて走りやすい。余裕を持って走ることができた。
せっかくなので、古谷ダムで記念撮影やらトイレ休憩を済ませ、さらに群馬県側へと車を走らせていく。
＼群馬県に入りました！（カーナビ音声）／
群馬県に入ると、道はカーブ、カーブの連続区間へ。ガードレールがあるだけマシ、対面通行ギリギリ！
こんな道では、愛車（ハスラー）のコンパクトさがありがたい。
十石峠の展望台に立ち寄る間も無く、そのまま峠を下っていくと…
なんと、道路工事のため国道299号線は通過できない事態に！
案内板の通り、林道「矢弓沢線」を進むことに。この林道「矢弓沢線」もなかなかのぐねぐね道で苦戦しつつも…
なんとか走破！標識や交差点が見えると、ようやく峠を越したのだ…と安心する。
辿り着いた秘湯「星尾温泉 木の葉石の湯」
酷道299号、さらに工事中につき迂回路として走った林道矢弓沢線を抜け、県道46号を走らせること30分。ようやく目的地の「星尾温泉 木の葉石の湯」へ。
入り口にある手作り感満載の看板が「温泉入口↗️」と迎えてくれる。
ん？温泉入口は斜め上方向？？？ 矢印の方向を見上げてみると…
岩の上に建物が！
場所もすごいけど立地もすごい！
聞けば築200年の古民家を移住者を中心とする有志の皆さんがリノベーションし、約80年ぶりに地域の憩いの場だった温泉を復活させたんだとか。
風情ある暖簾をくぐると…
雰囲気満点の浴室が！
源泉の温度が低いのでボイラーで沸かしているとのことだが、嬉しい源泉掛け流し！少し赤みがかかったお湯は、発汗作用があり、肌がすべすべになる効果アリとのこと。
女子に嬉しい要素満載だね！
と、妻はとっても喜んでいたので良かった良かった。(笑)ここまで酷道を走らせてきた苦労も報われるというもの。
この温泉、さすがの発汗作用により、入るとしばらく汗が引かないので休憩時間を多めに取ることをオススメする。
※妻補足：とっても眺めが良いお風呂ですが、女性風呂は窓に特殊なフィルムが貼ってあり、向こう側から浴室は見えない、マジックミラーになっています。
シャンプー、ボディーソープは備え付けのもの以外は使用できません。
ドライヤーがありますので、濡れた髪を乾かしたい時も安心です。
星尾温泉 木の葉石の湯
| 所在地 | 〒370-2816 群馬県甘楽郡南牧村星尾1162 |
| 電話番号 | 090-4733-4939 |
| 営業時間 | 11:00～18:00 最終受付 17:30 |
| 営業日 | 火曜日～日曜日 祝日 ※ただしコロナ渦のため当面の間 金曜日 土曜日 日曜日 祝日 （併設レストラン「せせらぎ」は、温泉と同様・予約日ただし宴会等の場合は23時まで） |
| 入浴料金 | 大人（中学生以上の方）1000円 小人(小学生以下の方）500円 障がい者 500円（※すべて入湯税を含む） |
| HP | https://hoshio-onsen.nanmokushoko.com/ |
終わりに
今回は長野県側→群馬県側に酷道299号線を走りつつ、県道46号線を経て、群馬県南牧村の秘湯「星尾温泉 木の葉石の湯」に立ち寄ったルートを紹介した。
それにしてもこの南牧村、とても風情があり面白そうな村なので、次回はキャンプの目的地として再訪したい！
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